『今日、昼にユズちゃんと陽斗が階段でぶつかっただろ?
あん時に…………』


『なに、あん時になによ?』

言い澱むあっちゃんに
ずいっと近付き梅ちゃんが迫る。

『あぁ、うん…
あの、ユズちゃんのパンツが…』

顔を赤らめるあっちゃんに

アタシの忘れかけた恥ずかしさが込み上げ、思わず紅潮させた顔を覆い隠したアタシなんだけど……−−



『陽斗がさ、パンツ見せながら俺に迫った一年の女がいる。って話してて、
でクラスの女共がそれに食いついてさ…』


「パ、パ、パ、パンツ見せながら迫った〜〜〜〜ぁ?!」


一瞬で憤慨の赤に染まりなおしたアタシの顔は
鬼の形相だったに違いない。