『……っつぅ…』


『…いってぇ…』



ゴホゴホとむせ込みながら


悲痛な声を上げた主は

アタシを抱き留めていて

しっかりアタシの頭を保護するように抱え込んでくれていた。


痛みに顔を歪めた、その人に


不謹慎ながらも

アタシのハートは


コトリ…と音をたてた。





恋愛モード、スイッチ、オン。




いや、いや、


早過ぎ。




ってか




ダレ?





それが一番大事だったりするアタシのハート。



だけど−−−−−