こんな日に限ってなんでアタシって奴はベージュパンツなんて選んじゃったんだろう?


なんて。



たぶん一瞬の出来事。
なのに、そんな下らないことまで考えてしまうほど長い時間に感じたアタシ。


アタシってば意外と頭の回転早いんじゃん?


なんて全くもって根拠のないポジティブシンキング。



しかたない。
覚悟決めなきゃ!


アタシはこのまま激痛の渦に身を任せる覚悟を決めた。



ギュッと硬く目を閉じ、奥歯を噛み締めた。