ストレイ・ハーツ〜夢みる王子のねがいごと〜のレビュー一覧
突然絵本の世界に迷い込んだうらら 記憶を失くした彼女 そして、4人の少年たち 黄金の道を辿り 失くしたものを取り戻すため 大切な願いを叶えるため 彼らの冒険が始まる── 生きていく中で出会うのは 決して楽しいことばかりじゃない ひとりで抱えるには重すぎて 前に進めないこともある けれど、きっと 共に歩く仲間がいれば もう一度、前を向けるはず そうすれば、見えてくる 忘れてしまった、大切な願い 丁寧で柔らかな描写に、あっという間にこの世界へ惹きこまれてしまいます 読んだ後は、きっと世界が、今までよりも少し素敵に見えるはず ぜひご一読を
みんな抱えている 孤独も弱さも 優しい場所があったら 自分のための世界があったら そこへ逃げ込めば 楽になれるかもしれない でも、いつか気付くでしょう 優しいだけの場所なんて 本当は優しくないんだってことに そこでは本当に ひとりぼっちだということに 本当の優しさは 喜びも悲しみも詰まった 手をのばせば触れられる この現実にあるのだから 驚きの展開と願いの美しさに 涙なしでは読めません。 これから読もうとしている方 どうぞ傍らに箱ティッシュを。
遅くなってしまい申し訳ありません でも、とても言い作品でした。泣きました。ってか、泣いてます。 こんな素敵な作品を作れるなんて尊敬します!!
突然、絵本の中に迷い込んでしまった 主人公うららと 記憶を失くした4人の少年達 そこから 彼等の「自分の願い」探しが始まります。 原作「オズの魔法使い」をモチーフにされていて 一花さんの繊細なタッチで その世界観が丁寧に描かれています。 それは一つの絵を見ているようでした。 うららや少年達が とても個性的で愛しくて 優しい世界がそこにあります。 彼らそれぞれのお話も素敵で 自然と涙する事間違いなしです。 ――……そしてそして 旅の終わりに待っていた 驚きの真実に 涙がとまりませんでした 貴方も 銀の靴を鳴らして! “もうひとつのオズ” 覗いてみませんか? きっと読み終わった後 彼らの幸せを 願わずにはいらせないはずです……
オズの魔法使いをモチーフに描かれた作品。 原作を知らなくても読めますし、冒険ファンタジーを読んだことのない方もぜひ読んで欲しいです。 優しさと繊細に彩られた描写で、人との関わりや絆を丁寧に描いていて、涙なしには読めません。 心にぐっと響く言葉の一つ一つを、ぜひ堪能して下さい。 オススメです。
世界は残酷だけれど 逃げないで 目をそらさないで 大切なものが必ず あるはずだから 童話を元にしたファンタジー。 先が気になっても急いで読んではいけません。 踏みしめるようにゆっくり読んでください。 登場人物全ての言葉が心に滲みわたります。 うららの為に用意された優しい国で、残酷に見える世界に少しだけ希望が持てる、そんなお話。 非現実的なのにとても現実的だと思います。 全ての人に。特に心が疲れた人は読んでみてください。
気がついたら 絵本の世界に迷い込んだ うららと 四人の少年 記憶のないうらら 名前のない少年 記憶を、名前を取り戻しに、そして元の世界に帰るために 冒険が始まる なくした物はなんだったのか 求めた物は何だったのか 本当の願いは目に見える物じゃなくて わかっているものじゃなくて——… それぞれの心の奥にある「本当の願い事」 冒険を通して気づいていく気持ち キレイな描写で、目の前に「オズの世界」が広がるようです 五人の冒険を通してそれぞれの「想い」と「願い」に涙が自然と流れます 普段冒険を読まない方も読みやすい 本当に素敵な作品でした あなたの願いはなんですか? 見つけたその先に広がる世界はきっと、今よりももっと素敵な世界で色溢れているに違いないと感じました
人には言えない悩みを持ち、辛い現実から目をそらすように孤独の檻の中で生きる個々のキャラ達。 一人から二人。 そして仲間となったとき。 向き合う勇気と希望をつかみ取る。 物語に溢れる優しさと愛に包まれながら、主人公たちとともに冒険へ。 そして確かな明日を一緒に掴みに行きませんか? ただ、旅に出るときには必ず涙を拭くものをご持参ください。 心が洗われる――そんな物語をぜひあなたにも!!
誰もが聞いたことがある『オズの魔法使い』 それをベースに繰り広げられるのは、どこか皆儚げな主人公たちの冒険。 ふと気づけば御伽噺の世界の中で。 現実に戻るにはオズに会いに行かねばならない、そしてその道は記憶をなくしたうららにしかわからない―― 不思議な世界で、彼らは彼らの冒険と探求を始める。 時にそれは辛い過去を現実を、時には懐かしさを見せながら、彼らはそれでも進んでゆく。 周りにとけこめないうらら いつもうららの側にいるソラ 冷静沈着なアオ 少し荒っぽいレオ お調子者のリオ それぞれに何かを抱えながら 確かな希望と絆を携え、辿り着いた先には 終始泣いてばかりでした。 でもそれは悲しいからじゃない。 私も夢みる王子に魔法をかけられたひとりです。