「…レイラ…ここで飼えないの?」

「んー、無理だろうな」

「…そう」

私は、レイラを見つめる。

「笹川んちでは飼えないのか?」

私は、頷く。

「親父が黙っちゃいねぇ。」

「そうか」

木村も、私もだまりこむ。

「…また、同じ事の繰り返し…か」

私は、準備室を出ようとする。

「笹川…っ」

「バイバイ、レイラ…」