「嘘はいてんじゃねーよ!!」

「嘘じゃないよ。だから、君を呼び止めたんだし」

何だと?

何でまた…っ

「俺ね、西学園の新1年3組の担任の木村伸司っていうんだ。君は?見るからに新入生だよね?」

「…それが、どうしたってゆーんだ?」

「名前、何てゆーの?」

…はぁ?

うぜー…

私は、こんなやつ気にせず、学校とは別方向に歩き出した。

「おい、そっちは学校じゃないぞ?」