今…名前…





ガシッ!!

木村の手は、私の腕を捕えていた。

「大丈夫か?笹川…」

…気のせいか…

「大丈夫だ。触んな」

私は、何事もなかったかのように、柵を越える。

「俺がいなかったら死んでたな」

「その方がスッキリした」