すると、友里恵が語りだした。

「あたしもさぁ、そーゆー運命的な出会い、いくつもあったわ。でもね、付き合い始めても、長続きしなかったの。それでね………」

バコン


「きゃあ、いったぁい」

「HR中だ。静かにしなさい。君も、きちんと注意しな………君は」

木村が、私の存在に気がついた。

「ンだ、テメー?死ね!!」

「やっぱり2人は知り合いだったんだ」

「まーた教師に向かって『死ね』なんて…」