―――いらっしゃいませ―





ファミレスに着いた。
朝のファミレスはいつもガラガラだ。




凛「ヒナ何頼む??」



雛「えとォ。。これっこれでいいよ★」



凛「んぢゃアタシわ、これ-☆」





注文を終え、凛が顔を近づけてアタシに言った。




凛「ヒナって最近元気ないね~」



雛「は!?そう??」



凛「うん。前よりテンソン低いよww」




アタシわ、別にテンションは下がってわいないと思うけど、


この生活に飽きてきたことが、表にも出ているのかな?と思い





「あっうん。」



と答えた。




すると凛わ、顔がパァっと明るくなって、





「やっぱし!んぢゃこれあげりゅw♪」




凛がバッグから出したのは、

可愛いシチッチのぬいぐるみだった。



雛「超かわいい!ありがとうっ」



アタシがぬいぐるみを受け取ろうとすると、


凛はぬいぐるみのファスナーを開けて、

透明なプラスチックの袋を取り出した。


その中にわ、麻薬らしい白い粒が入っていた。



凛「これ使うとねっ超気持ちよくなるし、悩みとかみ-んなふっとぶの!!」




雛「リンっっこれってまさか・・・」




凛「そう★知ってるでしょ?」



そう。凛が取り出したものわ、







     覚 醒 剤










だった。






凛「ホントわ、もっと金かかるんだからね-…でも、親友のためだし、あげるよ★」






アタシわ、ありがとう!! という気分にはなれなかった。




覚醒剤が悪いものだと言うことわ知ってたし、

覚醒剤で、アタシの最愛の人が・・・




でも、


凛の笑顔があまりにもキラキラしてて、




断れずにわいられなくて、




受け取ってしまった。





「………ありがとう・・・…」