哲汰は笑顔になった。




夢に前進すればするほど現実味をおびて



夢は夢でなくなる。



けれど人は夢を叶えるという希望を持って



生きているんだ。



だから前進するしかない。



「んじゃあ、メンバー集まったし。名前決めよっか♪」



集まったのは俺のアパート。


蓮が上機嫌で言った。



「何がいいんですかねー。


 っていうか、隼人さん一人暮らしですか?」


哲汰が不思議そうに聞いた。