現在、救急車からの受け入れ要請を多数の病院が拒否すると言うニュースを観た。


私は、幸いあの時、なんだかんだ言っても最初の病院が受け入れ可能をしてくれたから、《たらい回し》
にはならなかったけどニュースを観る度に、あの嫌な辛い光景を思い出す。


色々な私の知らない問題点が山のようにあるんだろうけど…病院には頑張ってもらいたい。

そして、受け入れ先の病院へと救急車は走り出す。


赤信号でも走る。
他の車が左側に寄ってくれて救急車に道を譲ってくれている。

すごいなぁ~………と、言う気持ちと有り難うと言う気持ちが私にあった。


それから、5分して病院に着いた。


救急車の後ろのドアを外から開けられる。


私は、ビックリした。


先生と看護師が確か…全員で、8人はいたはず。


こ……こんなに大勢で涼也を待ってたなんて。


電話じゃ、緊急オペが入っちゃったから人がいないんだよね~………とか言ってたくせにこの人数はなんだ!!


そう思いながらも私は息子を見てもらう身。有り難く思わないといけないのかぁ…って、複雑な思い。


そして、乗せる事は無いんじゃないかなぁ…って、見てたけど涼也はストレッチャーに寝かされ落ちないようにベルトをされて、ゴロゴロと院内に運ばれたので私も隊員の人に頭を下げて涼也の後をついて行った。