そして、涼也の両足を触ってみた。
あれだけカチンコチンだったギプスがふやけて柔らかくなってた。
すぐに取れるだろうとセメント付きの包帯を外す。
『取れない』
巻いてある包帯を逆巻きから取らないとイケない。
少し取るごとに
ベリベリ…と重い嫌な音がする。
その音の振動が涼也に痛いのか涼也は小さな小さな声で泣く。
だけど力いっぱいに包帯を引っ張りながらじゃないと取れないから
『ごめんねぇ。ごめんねぇ。』
と、言いながら私は必死になって剥していくが思うように行かないからいつの間にか泣きながら取っていた。
何で私が、
何で私が、
こんな事しないとイケないの?
そして涼也も何で、こんな思いをしないとイケないの?
あれだけカチンコチンだったギプスがふやけて柔らかくなってた。
すぐに取れるだろうとセメント付きの包帯を外す。
『取れない』
巻いてある包帯を逆巻きから取らないとイケない。
少し取るごとに
ベリベリ…と重い嫌な音がする。
その音の振動が涼也に痛いのか涼也は小さな小さな声で泣く。
だけど力いっぱいに包帯を引っ張りながらじゃないと取れないから
『ごめんねぇ。ごめんねぇ。』
と、言いながら私は必死になって剥していくが思うように行かないからいつの間にか泣きながら取っていた。
何で私が、
何で私が、
こんな事しないとイケないの?
そして涼也も何で、こんな思いをしないとイケないの?