何も分からなくても、きっと愛情は涼也に、ちゃんと伝わっているはずだよね。



涼也がどこまで分かっているのかは誰にも分からない事だけど、愛情が伝わっている事だけは絶対に分かってる!!………って、そう信じたいよ。




だって、きっと分かっているから、涼也は優しい顔を、いつもしているんだよね……。





そして私は、自分の母親に電話をした。



今、涼也をぺんちゃんの実家で見てもらっていると。



私の母は、あんたも涼也も恵まれて良かったね……って、言った。