6本のロウソクに火を点けて部屋の電気を消して私と、ぺんちゃんと、チョッ君の3人でハッピーバースデーの歌をうたった。
涼也はロウソクをずっと、ジーーっと見ていたよ。
涼也は光る物が大好きで、だからロウソクの火を見るだけ。
だからロウソクの火が熱いとは知らないから顔を近付けようとする。
確か、2・3年前くらいまではこの光景を見て悲しく……
そして虚しく思っていた私がいた。
ロウソクの火が熱いとも分からないなんて………って。
だけど今では明るく
涼ちゃんダメでしょ!近付いたら!!
って言えるようになった私は少しだけ知的障害児の母親っぽくなった・・・のかなぁ。