看護師さんと話したら涼也の退院は、まだ未定だと言う事。

涼也は、内反足で産まれて来た。
内反足とは足首から下が内に曲がっている事です。
簡単に言えば極度な足首から下の内股状態です。
骨から曲がってるから保育器から出たら、ギプスで正常な足首の格好にして固定をすると言う事らしい。

私は、まだ深くは何とも思わず。

結局、涼也の退院はまだ先だと言う事で私は毎日、母乳を搾って母乳を凍結させて大学病院に通う事になった。
NICUには両親しか入室出来ない。

長男を入室させる訳にはいかないのだ。
だからと言って留守番が出来る訳でもない。NICU前には入室出来ない幼児に幼児用スペースがありビデオや本もあるのだが、その幼児達を見てくれる大人は居ない。

そこへ長男を置いて涼也の元へは行けないなぁ。
長男の性格は、人見知りをしない、誰にでもついて行くような子だ。
危な過ぎてとてもじゃない。

私の出産日に合わせて主人の母が広島から来てくれて、あれからずっと居てくれてる。
もう少し義母にお願いするしかないか。

義母は、

『お父さんも残してるし、もうここへ来て2週間も経ってるし。
じゃあ、あと二週間位なら。』

と、嫌な顔はしなかったが仕方なく返事をしてくれた。