そして、月日は流れて11月―――。


広島に戻って来て7ヶ月。


たった7ヶ月で既に色々とあった。


これから先も本当に色々とあるだろう。


現在の涼也は、相変わらず歩く事も出来ないし、話す事も出来ない。

身の回りの事が一切、出来ないから私が全てしている。

今はまだ抱っこが出来る大きさだけど、この先どんどん大きくなると今より当然ながら大変になると覚悟はしている。


私は、私が一生、生きてる間は涼也を見ていかないとイケない現実。

一生続く私の子育て。
良いように考えると涼也は、私とぺんちゃんの側から離れないから年老いても私達は寂しくないのかも知れない。



私達は、いつか涼也が
『ママ』


『パパ』


『お兄ちゃん』


・・・って、呼んでくれる事を楽しみにしている。