大学病院に着いた。
私は今まで大学病院に行った事がなかったので少し、ビビってしまった。
赤ちゃんが入院しているのは、小児病棟内のNICUと言う集中治療室だ。
誰もが入室の際には、医療服と帽子とマスクを着用しないといけない。
医療服は青色だが小学生が着る給食着みたいなものだ。
あとはタワシみたいなもので、消毒液を肘から指先にかけて擦ってやっと入室できる。
私は『やっと会える』って、少しだけ急いで赤ちゃんの元へ行った。
主人が
『赤ちゃんは保育器の中にいるよ』
私は保育器が5個並んでいるのを見つけて、そこへ行った。
一つ目の保育器に入ってる赤ちゃんの顔をみた。
『分からない』
自分の赤ちゃんの顔が分からないのだ。
あの時は我が子が分からないなんて何て母なんだ……と、自己嫌悪にもなったけど、よくよく思えば、私は10日前に出産して血が付いた産まれたばかりの我が子を一瞬しか見てなくその後、10日も会ってなかったので分からないのも普通と言えば普通なのかな。
保育器に付いてる名前を一個づつ確認していった。
三個目の保育器を覗いて名前を確認した。
『あっ…た。』
私は今まで大学病院に行った事がなかったので少し、ビビってしまった。
赤ちゃんが入院しているのは、小児病棟内のNICUと言う集中治療室だ。
誰もが入室の際には、医療服と帽子とマスクを着用しないといけない。
医療服は青色だが小学生が着る給食着みたいなものだ。
あとはタワシみたいなもので、消毒液を肘から指先にかけて擦ってやっと入室できる。
私は『やっと会える』って、少しだけ急いで赤ちゃんの元へ行った。
主人が
『赤ちゃんは保育器の中にいるよ』
私は保育器が5個並んでいるのを見つけて、そこへ行った。
一つ目の保育器に入ってる赤ちゃんの顔をみた。
『分からない』
自分の赤ちゃんの顔が分からないのだ。
あの時は我が子が分からないなんて何て母なんだ……と、自己嫌悪にもなったけど、よくよく思えば、私は10日前に出産して血が付いた産まれたばかりの我が子を一瞬しか見てなくその後、10日も会ってなかったので分からないのも普通と言えば普通なのかな。
保育器に付いてる名前を一個づつ確認していった。
三個目の保育器を覗いて名前を確認した。
『あっ…た。』