私は嬉しいサプライズに、切羽詰まった焦りは消えた。


ママ友達は器用な人で障子1枚を張り替えるのに30分で仕上げる。


何とか無事に全てが終了。


私は何度もお礼を行った。


ママ友達は最後に会いたかったから良いよって笑って帰って行った。



そして、私は数少ない小物類を車に詰め込みぺんちゃんの営業所に行く支度をした。


数少ないと思ってたけど実際に車の中に詰め込むと荷物で車内はいっぱいになってしまった・・・。


身軽だったはずなのになぁ……この満杯状態で高速道路を10時間も走るのかぁ。


1人で苦笑いをしてしまった。


私は夕食にと余ったパンをまた3人で食べる。


この家での本当に最後の食事。


今度はとてもゆっくりと私達は食べた。


涼也はいつものペースだけどね…。


そして1時間オーバーして夜10時にぺんちゃんの営業所に免許を取って7ヶ月の私は車を走らせた。