私はタコ踊りをしている涼也はそのままにして私の横で戦いごっこをしているチョッ君に戦いごっこは外でねって注意して障害福祉課の係りの人に声を掛けた。


『あの、埼玉県から転出するんで療育手帳を返還しに来たんですが…』


感じの良さそうな男性職員が私の担当になった。



その担当者は私に返還の手続きの仕方を説明し始めた・・・・・・・・・・・・・・・・・・けれど、戦いごっこは外でね……って、優しく注意しただけじゃあ言う事を聞くチョッ君ではない!!


延々と続く戦いごっこ。


ついに私が雷を落とした。


『いい加減にしなさい!!ここで戦いごっこをやって良いと思うかーーっっ』


私に説明してくれていた男性職員はビックリしている。


隣りで仕事をしている年配の女性職員はチョッ君を見ながら、

『あ~あ怒られた』

みたいな顔をして、

クックックッ…って笑ってる。


私はチョッ君を叱った後ですぐに男性職員に
『あっ、すみません』

って、恥ずかしかったから小さな声で言った。


そして隣りで仕事をしていた年配の女性職員が私に声を掛けて来た。


『あのね、お母さん大変だから僕を連れて、ほら、あそこで一緒に遊んでるから』


と、言ってくれた。