涼也は気管も弱いから風邪を引くと痰が、かなりの量で絡まり息がしにくくて食事も大変だし、苦しそうな顔を見るのも嫌になる位に辛い。
1度、救急車で運ばれた事もあり私はそれ依頼とても、気を付けている。
急いで自転車を漕いで友達宅に到着。
チョッ君とチョッ君の友達はまだ遊び足らないようだ。
私は涼也が待ってるからとチョッ君に言うけど、全然言う事を聞かない!!
いつものように私は大声で、
『明日も幼稚園で遊べるのに、置いて帰るよ!!』
この私の声でチョッ君は仕方なく自転車に乗る。
チョッ君が私の自転車の後ろの補助イスに乗った時、ママ友達が私に言った。
『あのねまだ少し早いような気もするんだけど、でもお別れ会の時には皆がいるから渡せないし・・・・だから今日、渡しておこうかなぁ…って、思ったんだけど』
私は、思ってもなかった言葉にビックリした。
『え?…なに?…え?』
ママ友達は涼也も待ってる事だし帰ってから開けてと私に小さな紙袋をくれた。
『チョッ君ママには私は本当に色々と助けてもらったから。』
つい泣いてしまった私。
『色々してもらったり助けてもらったのは私の方じゃん。』
お互いに泣いていたら自転車の後ろから
『ま~だぁ~』
この場の空気も分かるはずのないチョッ君が言った。
私達は、おかしくなって笑って別れた。