住む家も決まり私はチョッ君が行く小学校に連絡を取り制服も買った。


『チョッ君、4月からここの小学校に行くんだからね』


チョッ君は、意味が分かってるのか分かってないのか当時は私にも分からなかったけどチョッ君は、チョッ君なりに楽しみにしているようだった。


チョッ君は、千葉県と神奈川県と埼玉県で育ち、埼玉県の幼稚園に行きそこでチョッ君は初めての友達が沢山できた。


だからチョッ君にしてみれば埼玉県が地元みたいなもの。


親心からしたら広島に来ても大丈夫かなぁ・・・って、心配した。



そして、広島に10日程居て私とチョッ君と涼也はまた新幹線に乗って帰った。


行きは泣き続けた涼也だったけど帰りは、ずっと寝てくれていてホッとしながら東京駅に着いた。


東京駅に着くと、ぺんちゃんが車で迎えに来てくれていた。


『おかえり！チョッ君と涼也を2人も連れて大変だったでしょ?
お疲れ！！』


って、笑顔で私に声を掛けてくれた。


私達は車に乗り込み、行きの新幹線内では涼也が泣き続けて大変だったとか、大阪のオバチャンが良くしてくれたとか、新しい家の事や小学校の事や、・・・・そして、里美さんと言う女性に出会った事を私は息継ぎも忘れたかのように車内で、ぺんちゃんに話続けた。