私はそう我を忘れて悲鳴に近い声で泣き叫び続けていた。そして救急車には帝王切開を終えたばかりの私が一緒に乗れる訳でもなく1度帰って休んで下さいと病院から促され、帰宅する事になった主人達が呼び戻され、主人が救急車に乗って大学病院に行った。

私の病室の同じ階には朝、陣痛に絶えながら私に声を掛けてくれた妊婦さんがいて、妊婦さんが訪れて来てくれた。

『赤ちゃん救急車で運ばれたみたいだったけど大丈夫?
今こんな事を言うべきじゃないけど私が陣痛に絶えてる時に看護師さんが、お宅の赤ちゃんを抱いて外にいる、ご主人達に見せに来た時に、陣痛室から赤ちゃんが見えて、あ~産まれたんだなぁって、思った瞬間ね、肌の色が悪くみえたのね。
それで大丈夫かなぁ…って思ってしまったの』

……やっぱり。

産まれてすぐに色の悪さに気付かなかった医者に怒りと、赤ちゃんへの絶望で私は、呆然としていた。

夜中、11時頃に主人が来た。

『命に別状は無いって。肺に羊水が溜まっていたせいで上手に呼吸が出来なかったんだって。』

私は、命は助かる……安心した。……………けど不安をよぎった事を聞いてみた。
『上手く呼吸が出来て無かったって事は、脳は大丈夫なん?』