広島駅の改札を出た所で母が待っていた。

見つけたのは、チョッ君。


元気な声で

『おばあば~!!』


って、走って行く。


そのまま私達は私の実家へと向かった。


道中、コンビニに立ち寄り賃貸情報誌を買って。



さぁて、明日から頑張って家探しだっ。


久しぶりに、私1人で行動出来ることに私はワクワクしていた。


家探しは私1人でするから私の母にチョッ君と涼也を見てもらうのだ。


私は明日が来るのが待ち切れないでいた。


地元での新しい生活が待っている。


今まで以上に頑張るんだ!・・・って。



そして、翌日、私は1人で広島名物の路面電車に乗り不動産屋に向かった。


取り合えず広島では老舗の不動産を。


私は簡単に不動産屋が見つかると思っていたのに、甘かった。


見つからない…。


とにかく一生懸命に探していると、ある建物が目に入って来た。


看板を見ると

『福祉センター』


って書いてある。


何となく気になって入ってみた。


福祉は私にも大いに関係する事だから。