涼也が入院中には色々と涼也に感情が乏しいからとか寂しいな…とか、普通だったら…とか色々な事を思ったり考えたりした私だけど、この一週間、家に涼也が居なくて思った事は、
家に涼也が居なくて寂しいと思った事。
誰が何と思っても私は涼也が可愛い。
それから私は、積極的に涼也を外に連れ出すようになった。
外に散歩へ出掛けると今まで無かった涼也の表情。
声を出しては笑わないけど、楽しそうに見える。
私は、涼也が知的障害だから恥ずかしいと言う理由であまり外に出さなかったんだ。
なんて今まで可哀相な事を私はしていたんだろう……。
そして私は、まだ涼也が知的障害だと言う事を友達に誰1人にも言っていなかった。
言った事によって友達が避けるんじゃないかとか…、色々とマイナス方向へと私が勝手に考えていた。
涼也の事を、
障害を持った人を、
一番、
偏見な目で見ていたのは、知的障害の子供を持った私だったんだ………って、初めて気が付いた。