輝が出ていってから私はする事がなく、部屋の中を物色していた。
その中に何枚か並んで写真が飾ってあった。

一枚一枚見ていくと最後から3枚目の写真から輝が映っていた。

輝がホストを始めた頃の写真なのかな…?

写真の中の輝は黒髪をワックスでセットしていてまだ初々しい感じがした。

「それ、輝が入店して一ヶ月の時の写真だよ」

突然後ろから声をかけられて驚いた私は反射的に後ろを振り返った。

「あ、驚かせちゃってごめんね。俺は将人。輝の先輩ってやつかな?」

「はぁ…」

将人さんは私がもってる写真を懐かしそうに眺めた。

「あいつ何歳に見える?」

いきなりの質問。
私は少し考えた。

「21歳…位ですか?」

「ハズレ。あいつ今18だよ。」

18??って未成年なんじゃ…