いつも輝に見られてた…?
私は何故か急に恥ずかしくなった。

「将人-!仕事出ろ-!」

扉の外からホストが将人さんを呼んでいる。

将人さんを見るとしゃ-ねぇなとか言いながら扉に向かっていた。
「じゃあ友里ちゃん輝が来るまで待っててね」

「はい」

そう言って将人さんは部屋から出ていった。


それにしても輝が18歳だということに驚いた…。
私と2つしか違わないのに雰囲気とか大人で落ち着いている。

私は鞄からタバコを取り出して吸った。

静かな部屋。

私のタバコを吐く音しか聞こえない。

この部屋には何故か時計がない。だから時間が分からない。

携帯は?って思うかもしれないけど、施設育ちの私には携帯なんて高価な物を与えられてもらえるはずもなく携帯を持った事がない。