サバサバした性格の千夏が言った。


「うわー驚きだなぁ。
 まあ良いや。
 安藤がどっち選んでも憎むのはなし!」



あ、この2人のどっちかを好きになるのは分からないか....



と苦笑いした。




いくらそういう性格でも、
はっきりと言えてしまう千夏を尊敬する。



「うん!
 もちろん。
 だって親友だもんね!」



千夏が安藤のことを
好きだって知った時、
頭の中が真っ白って表現が
ピッタリだっただろうけど



今はさすが親友!
好きになる人も同じなんだ。



何だか、昨日よりもこの世界が輝いて見えてきた....



「ねー千夏。
 これ、クラスの人たちに内緒ね。」




「もちろん。」