学年主任の長い話もやっと終わり、解散となった。

あたしは走って鈴の所に駆け寄った。


「りーん!」

「早く行こっ!耳買わな!」

鈴はそう言いあたしの手を引いてミニーちゃんの耳のカチューシャを買いに走った。


「可愛いーっ!葉月どれにする?」

「んー…迷うけど一番シンプルなやつにする!」

「じゃ鈴ピンクのー」

そう言ってあたし達は念願のカチューシャを手に入れ、早速装着してアトラクションへと回った。