…アカン。
真緒かココちゃんに、話聞いて貰わな壊れそう…。


決意したあたしはココちゃん一人だけを呼び出した。
さっきの事を話そうと思ったのに、集合時間になってしまった。


「気になるー…」

「後でココちゃんとこ行くから!」

あたし達は別れて整列の位置についた。


また先生の長い話が始まり、退屈していると、

「じゃあトイレ行きたい人はあそこにあるんで行ってきて下さーい」


先生がそう言った途端、何故かあたしとココちゃんは目が合って

『トイレ行くで!』

そうお互いにアイコンタクトを取って列を抜け出し、トイレへと走った。