「馬鹿言っちゃいけないわよ!」

俺の心配を一笑するようにティアは言った。

「この世界にはまだまだたくさんのお宝が眠っている筈よ!私が根こそぎ手に入れてやるんだから!」

彼女の冒険魂は、一つの目的がなくなった程度では鎮まらないらしい。

「次行くわよ次!世界中引きずり回してあげるから、覚悟しなさいコウ!」