威嚇の咆哮を上げるスミロドン。

睨み合いの末。

「!!」

遂にスミロドンは襲い掛かってきた!

大きな顎を120度近くまで開き、飛び掛かってくる。

長い牙を効率よく獲物に打ち込む為に、スミロドンの顎は広く大きく開けるように発達していた。

前肢で相手の動きを押さえ、気管などを狙って牙で切り裂くのがスミロドンの攻撃パターン。

発達した前肢と肩の筋肉で俺を押さえ込もうと、俺の頭上まで跳躍する!

俺はその攻撃を横にかわすものの、スミロドンは着地と同時に二度目の跳躍!

何て強靭な前脚だろう。

着地の衝撃を素早く逃がし、即座に次の跳躍に移っている。

そのスピードから逃げ切れず、俺はあっさりとスミロドンにのしかかられる!

その巨体で押さえ込まれたまま、長い牙が迫ってくる…!