「心配かけちゃったね。
ごめんね。
私、性行為を見ちゃうと貧血起こしちゃんだ。」


私はとりあえず体を起こした。


「何だよ!そのアレルギー!
せっかく瞳とヤってたのによ。」


…………………。


「おい千菜!千菜!」


銀の声が遠のいていった。


あぁ。また倒れたんだ。


「千菜…またかよ。」


「…銀。
また私。」


「そんなに俺嫌い?」


私の目の前に居たのは空野黒。
私が2回貧血で倒れたのも空野黒が居たから。


「………ケダモノ~!!」


私は自分が寝てた時使った枕で黒を叩いた。


「まぁまぁ!落ち着け千菜。
兄貴も兄貴だよ!何関係ない部室でヤッちゃってんだよ!」