俯いていた顔を上げた時だった。



聖は私の前髪をかき上げて、額にそっとキスをおとした。


「ッッッ!!!!」

びっくりして、声にならない叫びをあげる。


「何でこんなことした?って思ってる?」


今の私は頷くしかない。


「俺の気持ち、知ってる?」
聖の…気持ち…?


「分からない…よな…?」

本日3度目の頷き。