「ただいまぁ…」 ボソボソと言いながら靴を脱ぐ。 そして、抜き足差し足で自分の部屋に入ろうとしている私。 何で自分の部屋に行くために、こんなにコソコソしなきゃいけないんだ? でも、両親にはテストが今日帰ってくるなんて一言も言ってない。 もしかしたら、このままバレずに平和な日々を過ごせるかも知れない。 こーなったら、最後まで守り抜こうと決意した。