「叶汰君。これ、どう思う?」

お母さんは勝手に私のテストを叶汰に見せている。


それを見て普通に


「美鈴、これはないだろう?」


だとよ。




そして、私はそっちのけで、話をしてしまう。


「叶汰君。どうしようかしら?」

お母さんはどこまで叶汰のことを信用してんだよ。


「とりあえず、一人で勉強できないなら塾に入ったらいいと思いますよ。」