夏がやって来た。
陽射しも徐々に強いものとなっていき、暑さに弱い私にとっては非常につらい季節となった。


「うえ〜溶けそうだよ〜」
私は心底自分が溶けてしまうんじゃないかと思った

「美雨、太陽熱で人間がとけることはないよ」
理恵が少し突き放したように言った。