―――…… 「きゃ…っ!!」 会議室の中から聞こえてきた女の子の声。 私はただろうかを通りすがっただけだった。 だから… 会議室に日向と南ちゃんがいるなんて知りもしなくて… 好奇心でドアの隙間からのぞいてしまったんだ。 「日向…大好きっ」 驚いて目をみひらいた私の目に、次に写ったのは南ちゃんと日向のキスだった。 その瞬間、 目の前が真っ暗になった。