開けてみると千幸からのメール。



すぐに電話をかけた。




千幸の声で安心する。



家にいると聞き、さらに安心した。



―――……



そして、今、約束の夜がきたってわけ…。



千幸が元気なかったのも少し気にはなっていたが、一緒にいれるという喜びのほうが完全に勝っていた。





千幸の部屋の窓をたたく。






「千幸…」











名前を呼んだが、千幸の部屋の窓が開く気配はない。







ど―したんだ?









また心配になった俺は、もぅ一度名前を呼んだ。









「千幸っ」











ガチャ…っ










千幸の部屋の窓が開いた。