日向はそぅ言うとゆっくりと千幸を抱き締めた。 「…千幸」 耳もとで囁かれる。 心臓が…っ// 「…ありがと」 「私…こそ…ありがとっ//」 16年間追い続けた日向。 ずっと大好きな日向。 今、日向の腕の中にいる。 こんなに幸せな時が あるんだ―…。 千幸はそのまま眠ってしまった。