「千幸…」 俺は千幸の首につけてあったチェーンをとり、指輪を手にとった。 そして、自分の指輪も同じようにとり、千幸に渡した。 「日向…」 千幸は少し赤い頬のまま、俺をまっすぐ見た。 「千幸…、おかえり」 「…ただいま」 俺は千幸に軽いキスを優しく落とした。 「…ずっと待ってた…」 「うん…」 「1日も千幸を忘れた日なんてないよ…」 「うん…」 俺は息を深く吸って、千幸に言った。 「…一生そばにいてください」