…─翌日。




俺は制服に着替えて千幸の部屋の窓を叩いた。




「千幸─、準備出来たか?」


すると、千幸の部屋の窓が勢いよく開いて、そこから千幸がひょこっと顔を出した。




「すぐ行く!」




千幸は首に昨日のペアリングを通したネックレスをつけながら言った。




「了解、外でとく」




俺は階段をかけおりた。