「はぁ─……」 ただいま午後8時30分。 私は昨日と変わらず、部屋のベッドの上でため息をついていた。 …電話…しちゃおうかな… ケータイを開き、電話帳で日向の電話番号を探す。 「………」 …やっぱり…迷惑かな…? そう思い、ベッドから立ち上がると、日向の部屋の電気がついた。 カーテンごしでも、隣に住んでるのでわかる。 「……よし…!」 私は窓へ近づいた。