「高校生の女の子に送りたいんですけど…」


「そうですか…では、これなんかいかがですか?」



凌はびくびくしている俺をよそに、ひょうひょうとして店員さんと話している。







…凌…すげぇ……(汗)




俺はこうゆうところが苦手で、妙に緊張してしまう。



だから凌に来てもらって、かなり助かった。









「日向、こんなのどうだ?千幸ちゃんに合いそうだけど」



「えっ…あ…あぁ」



凌の声でハッと我に帰り、店員さんが差し出してくれたネックレスを見た。




ハートの形のキラキラ光ったダイヤモンドが小さくかたどられていた。








「………」