千幸の病室を後にし、俺は駅前のカフェへと向かっていた。 「こんにちはっ」 お店の扉を開けると、店員の一人が俺に近寄って言った。 「早川君?」 「はい」 「今日からだよね?奥に店長いるから」 「わかりました」 俺は奥の部屋へと急いだ。