千幸が入院して、もう2ヶ月。 あっという間にクリスマス当日を迎えた。 今日は俺は午前中、部活がある。 千幸と1日一緒にいたかったのに…。 「はぁ―…」 「日向、ため息つきすぎ」 ふっと笑った凌をストレッチしながら軽くにらんだ。 「ごめん、ごめん 千幸ちゃんといれなくて残念だったな」 「うん…」 俺はまたため息をついた。 凌はそんな俺を横目にジョギングをはじめた。 「日向、行くぞっ」 「…おう」 俺は凌の後を追った。