「…千幸…ありがとう…、」 「ぇ…うん//」 「すっげぇ…嬉しい…っ」 「…良かった…//」 抱きしめる力を少し強めると、それに答えるかのように千幸が俺の背中に回していた手の力を強めた。 トクン…ッ …トクン…ッ 千幸…聞こえてる? 俺は千幸の前では、いつも心臓がこうなんだ…。 絶対…絶対、天国なんかに行かせない。 俺が行かせないから…。