毎日、何度も何度も窓の外を見て…。 それ以外はぼーっとして…。 そんな私を見てお母さんは心配したんだろう。 ベッドから降りてまた窓の外を見る。 …いないか…。 棚から編み物を取り出す。 あの日から一度も手をつけていなかった。 「よし…っ」 私はまた編み始めた。 日向のために。 そして、私の心のモヤモヤを取り除くために。