私は急いで編み物を棚の中に隠した。 そして、くしで髪をとかしながら病室を軽く片付けた。 「これでよしっ」 私がそう言ったのと同時に日向が病室に入ってきた。 「日向っ」 思わず抱きつくとびっくりして真っ赤になる日向。 「…なんか…入院したら大胆になったな♪」 と、日向は意地悪そうに笑った。 「だって…寂しいんだもん」 「ぶはっ」← 日向が吹き出した。←おい(笑) 「ぶはっとは何よ?」 「ごめんごめん」