「…って…
その頭っ…ど―した!?」
日向は包帯を巻かれた私の頭を見てびっくりしたみたいだ。
「お風呂場で倒れちゃって…★」
「大丈夫か!?」
「大丈夫だょ」
日向はようやく落ち着くと、私の頭をなでた。
「もう少し気を付けろよ?」
「ぅん…ごめんね」
「ん…」
心配してくれる日向…
『入院』っていったら…
もっと心配させちゃうかな…
私が黙っていると日向が話し出した。
「千幸…なんかあった?」
「え…?」
驚いて日向をみると、私の大好きな優しい笑顔でじっと私を見ていた。
「…いってごらん?」
日向にはなんでもお見通しなのかな…。
「あのね…
明後日から入院することになったの」
「入院!?」
案の定、日向はびっくりしているみたいだ。