中には拓海くんと勇斗と修平くんがいて、他にはあまり面識がない3人もいた。
6人ともバイクに乗ってて、エンジンをふかしてた。
でも、こうやって不良6人がバイクに乗ってコンビニの前にたまってると、ほんとに怖い。
あたし1人で今ここに来たら、絶対にコンビニに入れないと思う。
……なんて、あたしが考えてると。
「つーかさぁ、奈緒ちゃんだっけ?奈緒ちゃんって樹と付き合ってんの?」
いきなり修平くんがそんなことを言い出した。
「え、そうだけど…」
「そうだよね。でも、なんかこの前さ?」
「うん?」
しゃべったことがない修平くんが、あたしにしゃべりかけてきたから、何かおかしいなって思ってたの。
嫌な予感もしてた。
だけど、まさかそれが本当になるなんて思ってもなかった。
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